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HAPPY BIRTHDAY !!

今日はキラちゃんの誕生日ー!
おめでとーvv
SS書いたのでここにUP!
アスキラです。


「Letter」


↓↓







Letter



 5/7
 お昼休みの後の5時間目も終わり、今は6時間目。
 天気は見事な快晴で、心地よい風も吹いている。
 ここの席は窓側の一番後ろで昼寝をするには最高の場所だ。
 キラは机に伏せながら窓の外を眺めていた。
 あぁ、ぬくぬくで気持ちいいなぁ…。


 ぱちっと目を覚ますと、いつの間にか日も傾き、外はオレンジ一色となっていた。
「…あれ?」
 どうやらいつの間にか眠ったしまったようだ。
 ここまで寝てしまう自分も自分だが、誰か起こしてくれれば良いのに…と心の中で思う。
 キラは知る由も無いだろうが、実際はきちんとクラスメートは起こしてくれた。
 だが、キラはまったく反応を示さなかったので、そのまま放って置かれてしまったのだ。
 時計を見ると5時過ぎ。
 もう30分もすれば夜間の学生が登校してくる時間になる。
「帰らなくちゃ…」
 帰り支度をしながらなんとなく、ふと思った。
 そういえば、夜間の学生にはどんな人がいるのだろう。
 そして、自分の席にはどんな人が座っているのだろう。
 基本的に夜間の学生と交流の機会は無い。
 しいて言うなら文化祭など、大きな行事くらいだ。
 だが文化祭でも夜間クラスと合同企画みたいなものはないので、結局の所交流の機会はほぼ無いに等しい。
 そんなことを考えていたら凄く気になってきた。
 何か知る方法は無いだろうか。
 少し待てば来るだろうからそれを待って覗くのが一番手っ取り早い。
 だがそれだと、もしばったり会ってしまったときに気まずいし、先生に会えば早く帰れと言われるだろうからと即アウトだ。
 どうしたら良いだろうか…。
 そんな時、ふと自分の机が目に入った。
 そうだ良いこと思いついた。
 キラはそう思い、自分の机の右上に

”ここに座っているのは誰ですか?”

 と、書いてみた。
 自分の机にこう書いておけば、誰か返事を書いてくれるかも…。
 だけどもしかしたら自分の席には誰も座らないかもしれないし、絶対に返事を書くとは限らない。
 でもまあ、その時はその時だよね。
 そう思うことにして、キラは帰り支度をして教室を後にした。



 5/8
 キラは返事が書いてあるのか気になって、いつもより早く家を出た。
 早く見たいと言う気持ちからか、普段よりも足取りが軽い気がする。
 学校に着いて教室に行くと、数人のクラスメイトがいるだけでとても静かだった。
 おはようと挨拶を交わし、自分の席へと急ぐ。
 席に着き、昨日書いた右上を確認してみると…

”アスラン・ザラ 君は?”

 と、返事が書いてあった。
 キラは嬉しさのあまり思わず声を発しそうになったが、そこはぐっとこらえて自分が書いたところを消し、早速返事を書くことにした。

"僕はキラ・ヤマト 突然こんなこと書いてごめんなさい 驚いたでしょ?"

 キラはそう書いて、他の人に見られ無いようその上に筆箱を置いた。
 確かに誰が座っているのか知りたくて書いたけど、まさか本当に返事が書いてあるとは思わなかった。
 ここに座っている人がいるとわかって何だか嬉しくなり、自然と笑みが零れる。
 返事、来るかなぁ。
 来ると良いな。 
 明日が楽しみだなぁ…。



 5/9
 今日も家を早めに出て、学校への道を急ぐ。
 教室に入り、一番に机の右上を確かめた。
 僕が書いた文の下に

"大丈夫 気にしてない まあ確かに驚いたけど"

 と、書いてあった。
 そうだよね、机に書いてあったら僕も驚くと思う。
 今思うと大胆なことをしたなと思う。
 そしてキラはまた自分の所を消して、

"そうだよね…ごめんなさい
 あの、もし良かったらで良いんだけど、またお返事を書いてくれますか?"

 と、書いた。
 返事、書いてくれるかな。
 書いてくれると良いな…。



 5/10
 机の右上を見ると、

"良いよ"

 と、書いてあった。
 まさか本当に良いと書いてくれるなんて。
 キラは心の底から喜んだ。
 彼の文にはまだ続きがあって、その下に、

"君のことをキラと呼んでも良い?"

 とも書いてあった。
 キラは、

"もちろん じゃあ僕も貴方のことをアスランって呼んでも良い?"

 と、新たに書き加えた。



 5/11
 机に今度は、

"もちろん
 キラのこと教えて
 俺はアスラン・ザラ
 C.E.55年10月29日生まれ さそり座 O型"

 と、書いてあった。
 まさか彼、アスランから質問が書いてあるとは思わなかったから驚いた。
 それと同時に嬉しく思う。
 アスランから聞いてくれるってことは、このやり取りをそれなりに気に入ってくれてるってことだよね?
 そう思ってキラは一層嬉しくなった。
 キラは自分の所を消して、

"僕はキラ・ヤマト
 C.E.55年5月18日生まれ おうし座 A型
 僕の方が少しお兄さんだね
 アスラン、兄弟はいる?
 僕はね、双子の姉がいるんだ"

 と、書いた。
 

 こんな感じで学校のある日は毎日机でやり取りをした。
 アスランは一人っ子。
 好きな食べ物はロールキャベツ、苦手な食べ物は甘い物。
 趣味は電子工作…等など、アスランのことをたくさん知ることができた。
 会ったことはないけど良く知ってるあの人。
 いつか会える日が来るだろうか。
 会ってみたいな…。
 下校時刻も迫る廊下でキラは歩きながらそんなことを考えていた。



*****



 5/18
 朝一で姉のカガリに誕生日プレゼントを貰い、上機嫌で家を出た。
 そう言えば、前にアスランに誕生日を教えたけど、覚えてるかな?
 覚えてくれてたら嬉しいな。
 おめでとうって書いてあったら良いな。
 なんて淡い期待を胸に学校へ向かう。

 教室に着き、自分の席に座って机の右上を見る。
 ところが、文章は書かれていたが昨日と一緒のままだった。
 今までこんなこと一度もなかったのに。
 アスラン、昨日は欠席したのだろうか。
 大丈夫かな、病気とかじゃなければ良いけど…。
 アスランの心配をしながら、鞄の中から教科書を取り出し、机の中に入れようした。
 すると、カサッ、と何か紙に当たったような音がした。
 ん?昨日のプリントかな?
 教科書を一旦机に置いて、机の中に手を入れてみると、そこには封筒が入っていた。
 それを取り出し、封筒の宛名を見てみると、『キラへ』と書いてあった。
 そして裏面には『アスランより』と、書かれていた。
 まさかのアスランからだった。
 実際に手紙を入れてくれたから、机には書かなかったんだ。
 学校休んでなかったんだね、良かった。
 病気じゃなくて良かったと、安堵する。
 早速手紙を開けてみることにする。
 中には可愛らしいバースデーカードが入っていて、そこには『HAPPY BIRTHDAY!!』と、書いてあった。
 アスランからの誕生日プレゼントだ…!
 キラは嬉しくなって笑顔を浮かべる。
 …ん?
 良く見ると、封筒の中にはもう一枚紙が入っていた。
 そっちには

"もし良かったらなんだけど、今度会ってくれないか?"

 と、書いてあった。
 そしてその下にはアスランの電話番号とメールアドレス。
 そうか、その手があったのか。
 この机でのやり取りで満足していたから思いつかなかった。
 でもまさか、アスランから連絡先を教えてくれるなんて。
 というか、最初にやろうって言い出したのは僕なんだから、僕から連絡先教えるべきだよね…。
 思い付かなかったのも事実だけどさ…。
 と、キラは反省する。
 でも、この機を逃す手はない、よね。
 前から会ってみたいと思っていた彼。
 ここに連絡すれば、彼と会えるんだ…!


 その日の夕方。
 他のクラスメイトは帰宅したり部活に行ってしまい、このクラスにはキラ以外誰もいない。
 アスランから貰った手紙を取り出し、連絡先の書いてある紙を見る。
 キラは携帯を鞄から取り出し、紙を見ながらゆっくりと番号を押す。
 ピ…ピ…ピ…。
 番号を押し終わり、携帯を耳に当てるとすぐ呼び出し音が鳴リ始めた。
 出てくれるだろうか。
 うまく話せるだろうか。
 そんなに長い時間鳴らしているわけではないのに、呼び出し音がとても長く感じられる。
 でも、もし出てくれたとして何を話せば良いのだろうか。
 そう思ったら何だかとても緊張してきた。
 まだ呼び出し音は鳴り続けていて、なかなか出ない。
 あぁ、もう切ってしまおうか。
 そう思った瞬間、呼び出し音が止まった。
 そして、
『もしもし…』
 の声。
 これが、アスランの声…。
「も、もしもし…?」
 緊張の為か、どことなく声が震えている気がする。
『もしかして、キラだったりする…のか…?』
「う、うん。キラだよ。初めまして、だね。アスラン」
『あぁ、初めまして。手紙読んでくれたんだな』
「うん、お手紙ありがとう。それと連絡先も。まさか教えてくれるなんて思ってなかったら僕、とっても嬉しかった」
 電話越しだから見えないとわかっているが、この気持ちが伝われば良いとキラは思わず笑顔になる。
『俺も、こうしてキラと話すことができて嬉しいよ』
 アスランも僕と同じ気持ちで嬉しいな…。
「ねえアスラン、もう学校に来てたりするのかな…?」
 もし来てれば、会えるかも…。
 そう思い、尋ねてみる。
『今向かってる所。もうちょっとで校門』
「じゃ、じゃあ!ここで待ってても良い?僕と、アスランの席で!」
『もちろん』
「じゃあ、待ってるね!」
『あぁ。会えるのを楽しみにしてる』
「ぼ、僕もだよ!」
 そう言ってお互い電話を切る。
 もうすぐでアスランが来るんだ…!
 前から会いたかった彼に、やっと会える。

 十数分後。
 もう、来るかな?
 先程と変わらず、クラスにはキラ1人。
 誰かこの部屋に近づいてきたら足音でわかる筈。
 まだかな?
 もう来るかな?
 期待を胸に、心を躍らせる。
 その時、コツ、コツ、コツ…。
 誰かの足音が聞こえた。
 アスラン、かな…?
 キラはドキドキと胸を高鳴らせながら扉が開くのを待った。
 足音が扉の前で止まる。
 キラは思わず立ち上がった。
 そしてガラッと扉が開く。
 扉の前にいたのは、藍色の髪と翠の瞳の男の人。
 この人が…?
「ア、アスラン…?」
 キラは恐る恐る聞いてみた。
「キラ…なのか…?」
 僕の名前を知ってると言うことは、やっぱりアスランだ。
 知ってる人の筈なのに少し照れくさいのは、やっぱり初めて会ったから…かな。
「初めまして、アスラン」
 キラは少し照れくさそうに笑みを向け、右手を出す。
「初めまして、キラ」
 アスランもそう言って右手を出し、握手を交わしたのだった。



fin




 





キラちゃんハッピーハッピーバースデーvv
大分前から暖めてたネタをキラ誕に持って来てみました~。
学生の時って、机に落書きやら下ネタ(笑)とか机に書いてあったりするじゃないですか。
そんなことを思い出して、アスキラが机で文通してたら萌えるかも…。
と、書き始めたネタだったのです。
ら、意外に書きにくくて苦戦orz
文通の内容とか、どこまで文通させるかとかね。
会話が無い分、表現頑張らなくちゃとか。
上手く出来ているかは謎だが…。
最初は電話して「もしもし…」で終了予定だったんですけど、やっぱり会わせたくなって初対面までにしましたー。
やっぱり会わないと!アスキラだしね!


ここまで読んでくださった方ありがとうございましたv
最後に…
HAPPY BIRTHDAY Kira !!
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まとめtyaiました【HAPPY BIRTHDAY !!】

今日はキラちゃんの誕生日ー!おめでとーvvSS書いたのでここにUP!アスキラです。「Letter」↓↓
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彩

  • Author:彩
  • アスキラ大好きゲーム大好きアニメ大好き漫画大好き=ヲタク、彩のブログです。
    日常のことを書いたりゲームやらアニメやら漫画やらの感想とかを書きます。ネタバレもあるよ!
    腐女子発言、下ネタは通常運行です。


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