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Palpitation

やっと完成しましたー!

ザックラSS「Palpitation」です!
クラ誕に上げる予定でしたが間に合わなかったのでとりあえずここにUP。
内容はクラ誕なにそれ?
なんですが…。
また後日サイトの方にあげます。
少し修正するかもですが。
そしたらこれは消します。
多分。


読まれる方は↓↓






Palpitation


 最近なぜかわからないが、とある有名人が良く俺の所に来るようなった。
 嫌ってわけじゃないのだが、なんというか、しつこい。
「おーい、クラウドー!」
 噂をすればなんとやら。
 俺はちらっと声のした方を見るが、無視して歩く。
「おいクラウドー無視するなよー」
 この人はザックス。
 見た目チャラチャラしているが、こう見えてソルジャー1stだ。
「…何?」
「お前この後暇か?暇なら飯行かね?」
「暇じゃない。これから見回り」
「そっかーそりゃ残念だ。じゃあまた明日な!」
 そう言ってザックスは走り去って行った。
 その背中をクラウドは、じっと見つめている。
 本当は任務なんかない。
 これから部屋へ帰って寝るだけ。
 ザックスと出かけると後々面倒くさくなるので、最近は申し訳ないが断っている。
「おい」
 突然、名前はわからないが先輩兵士数名に声をかけられた。
 後々面倒くさいとはこれのことである。
「お前、ザックスさんに話しかけられたろ」
「はぁ」
 だからなんだと言うんだ。
 俺から話しかけたわけでもないのに。
「何でお前なんかが話しかけられるんだよ」
 そんなの知るか。
 向こうに聞いてくれ。
「おい、答えろよ」
 と言われても…。
 実際俺も何で話しかけてくれるのかわかんないし。
 何て答えれば良いんだよ。
「おい!」
 ドンッと突き飛ばされ、その衝撃でクラウドはバランスを崩し倒れた。
「…っ」
「おい、お前ら何やってんだよ」
 聞き覚えのある声。
「ザ、ザックスさん…」
「俺たちは何も…」
 さっきまでの威勢はどこへいったのか。
 というくらいおろおろしている。
「俺、こいつに用があるから」
 そう言ってザックスはクラウドの腕を掴んで立たせ、そのまま引っ張って連れて行った。


 連れていかれたのは医務室だった。
「クラウド、ちょっと左腕見せてみろ」
「え、別になんとも…」
 クラウドはそう言って左腕を隠す。
「良いから」
 ザックスはクラウドが隠した左腕を半ば強引に掴み、手首を見る。 
「やっぱり…お前、突き飛ばされて手着いた時にひねったろ。こんなに赤くなってるじゃないか」
「別にこんなの、平気だ」
 そう言うクラウドを尻目にザックスは手首を掴む手にグッと力を入れた。
「…っ!」
「ほらみろ、平気じゃないじゃねーか」
「………」
 クラウドは図星を突かれ黙ってしまう。
「ちょっとそこ座って待ってろ。今アイシングしてテープで固定すっから」
「別にそこまでしなくても…」
「い・い・か・ら」
 そこまで強く言われてしまうと断るに断れない。
 クラウドはしぶしぶ椅子に座り、待っていることにする。

「…よし!できた」
 テーピングして貰った手首を軽く回す。
 さっきまで痛かったのに、全く痛みを感じなかった。
 普段から危険な任務が多い分、こういうのも慣れているのだろう。
「あ、ありがとう…」
 小さな声でだが、素直にお礼を言う。
「おう!どういたしまして!」
 そう言ってザックスは歯を見せてニカッと笑う。
「あ!そう言えばお前見回りあるんじゃなかったのか?!」
「あ…」
 そう言えば、そんな嘘をついた気がする。
 だが今さら嘘だなんて言えないし…どうするべきか。
「でもまあこの腕じゃなんかあった時対処できないだろうし、誰かに代わって貰えよ」
「あ、あぁ。そうする」
 適当についた嘘だったのもあって、何だか心苦しい。
 まさかこんなトラブルが起こるとも思ってなかったし。
 一応形だけでもと思い、代わって貰う連絡を入れる振りをする。
「代わって貰えた」
「そっか、良かった」
 ザックスが安心したような表情をしているのを見て、なんだか心苦しくなる。
「じゃあクラウド、少なくとも今夜は大人しくしてろよ。またな」
 そう言ってザックスはひらひらと手を振り、医務室を後にした。
 ザックスが扉から出るのを確認してから、
「俺も部屋へ帰るか」
 と立ち上がった瞬間、再び扉が開いた。
 ザックスが戻ってきたのだろうかと一瞬思ったが、登場した人物を見て、その考えは打ち砕かれた。
「…何か用ですか」
「お前、ザックスさんとここで何してたんだよ?」
 さっきクラウドに突っかかってきた先輩兵士達がまた絡んできたのだ。
 ザックスと話すのが余程気に入らないらしい。
「別に大したことはしてません」
 貴方達の所為で怪我したところを手当てして貰っただけで。
「はぁ?」
「何なのお前」
 ガッと胸倉を掴まれる。
 何なのと言われても。
 とりあえず、俺が気に食わないと言うのはわかったけども。
「調子乗ってんじゃねーぞ」
「別に、調子乗ってなんか…」
 そうクラウドが言った瞬間、今度は殴られた。
「口答えしてじゃねーよ!」
 胸倉を掴まれていた為避けることもできずに殴られ、勢いよく床に倒れる。
「…っ!」
 もろにくらったのもあって、結構痛い。
 何で何もしてないのに俺が殴られなくちゃいけないんだ。
 そうキレても良い場面だと思うが、ここで殴り返しても向こうの方が人数も多いし勝ち目はないだろう。
 そう思い、クラウドは殴り返したい気持ちをグッと堪えた。
「おい、まだ寝るのは速えーぞ?」
 兵士は再びクラウドの胸倉を掴んで立たせる。
 クラウドは精一杯の反抗心から、キッと兵士を睨みつけた。
「あぁん?何ガン垂れてんだよ。生意気な奴だな!」
 兵士は再び拳を振り上げる。
 また殴られる、そう思って目をギュッと瞑った。
 が、一向に殴られる気配が無い。
 いったい何が起こった?
 クラウドはそうっと瞼を開けた。
 すると、そこには思いもよらない人が。
「お前ら、クラウドに何やってんの?」
 ザックスはクラウドを殴ろうとした兵士の腕を掴んでいた。
「ざ、ザックスさん?!」
「とりあえず、その手離そうか?」
「ハ、ハイ!」
 兵士は返事と同時にクラウドからパッと手を離す。
 クラウドは手を解かれ、ザックスの後ろに移動した。
「で、改めて聞くが、クラウドに何してたんだ?」
 ザックスは笑顔で聞いているが、その笑顔が逆に怖い。
「あ、えっと、その…」
 兵士達も”殴ってました”なんて言えるわけもなく、口籠っている。
「あ?お前ら俺に言えないことやってたのか?」
 さっきと打って変わってザックスは睨むような表情で兵士たちを見た。
 兵士たちは目を合わそうとせず、ずっと下や横を向いている。
 その様子を見て待ちきれなくなったのか、
「言えって言ってんだろ!」
 と叫び、ザックスは1人の兵士の胸倉を掴んで殴ろうとした。
「ザックス!」
 が、殴る寸前の所でクラウドが腕を掴み、
「大丈夫だから!」
 と、制止した。
 さすがにソルジャーでも殴ったらまずい、と思う。
 ザックスの怒気に驚いたのか、もう一人が腰を抜かしている。
「ザックス!」
 クラウドが名前を呼び、ザックスは静かに腕を下ろした。
 胸倉を掴んでいる手も離す。
「さっさと消えろ!」
「ハイ!!」
 ザックスの言葉を聞いて、兵士たちは一目散に医務室を出て行った。
 一瞬の沈黙の後、クラウドが
「ザックス…?」
 と、名前を呼ぶ。
 ザックスは勢いよくクラウドの方を向き、肩を掴む。
「お前、怪我は?!」
「あ、えっと、特には…」
「そっか、良かった…」
 はぁー、とザックスは安堵の溜め息をついた。
「あ、でもお前、頬腫れてる」
「別にこれくらい…」
「ちょっと待ってろ、冷やすもん持ってくるから」
 そう言ってザックスは冷凍庫から保冷剤を出し、タオルに包んで持ってきてくれた。
「ほら」
「あ、ありがと」
 クラウドは別に然程気にしていなかったのだが、折角持って来てくれたのだしと、保冷剤を頬に当てる。
 冷たくて気持ち良いが、やはり腫れていたのだけあって少々痛い。
「クラウド、何でこんなことになったんだ?」
「え、っと…」
 俺がザックスと話してたから。
 なんて、言えるわけないし…。
 どうしよう、とザックスから目を逸らし、黙って考えていた。
 するとザックスは察してくれたのか、
「まあ、言いたくないなら良いんだけど」
 と、言ってくれた。
 他に言い訳も思いつかないし、正直助かった。
 と、心の中でほっとした。
「ただし」
 続けてザックスが口を開く。
 クラウドはザックスを見た。
「またこういうことあったら俺を呼ぶこと。OK?」
 クラウドは予想外の言葉に、思わずポカンと口が開いてしまう。
 まさかそんなこと、言われると思わなかったから。
 そのまま答えるのを忘れていたら、
「返事は?」
 と、答えを待ちきれなくなったのかザックスが再び聞いてきた。
「は、ハイ!」
 返事を急かされ、ノリで答えてしまう。
「よし」
 クラウドの答えに満足したようで、ニカッと歯を見せて笑みを浮かべた。
 キュン。
 ん?
 今の胸の違和感はなんだろう?
 ザックスの笑顔を見たらなったような?
 でもまあ、気のせいかもしれないし、良いか。
 と、スルーを決め込むことにした。
 この気持ちに気付くのは、まだ先のお話…。



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  • Author:彩
  • アスキラ大好きゲーム大好きアニメ大好き漫画大好き=ヲタク、彩のブログです。
    日常のことを書いたりゲームやらアニメやら漫画やらの感想とかを書きます。ネタバレもあるよ!
    腐女子発言、下ネタは通常運行です。


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